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塗床の補修は専門家におまかせを!こんな時は早期に補修しよう

 

コンクリートの下地を美しく舗装することで強度を高める「塗床」ですが、施工後は経年劣化していきます。

塗床にひび割れなどの症状を見つけたら、一体どうすれば良いでしょうか。

 

そこで、この記事では塗床の「補修」について詳しく解説します。

現在補修にお悩みの方は、ぜひご一読ください。

 

塗床の耐用年数はどのぐらい?

コンクリートは丈夫で頑丈な素材ですが、工場をはじめとする建物でコンクリートの床を剥き出しのままで使うことはあまりありません。コンクリートにもしも水や油をこぼしてしまったら吸い込んでしまい、痕が残されてしまいます。

 

また、振動が多い工場の場合には、繰り返し揺れていることによって、ひび割れが生じてしまうこともあります。

コンクリートにも弱点があり、長年使っていくためには塗料を塗ることによって強度を高める必要があるのです。

 

この工事を塗床工事、と言います。

では塗床工事を行った場合には、耐用年数はどのぐらい持つのでしょうか。

 

結論から言うと、塗床工事の耐用年数は用途によって大きく異なるため、平均化しにくくなっています。

 

例えば人の往来だけがあるマンションのエントランスの塗床と、工場機器の下で踏ん張る塗床では、どうしても耐用年数には差異が生まれます。

 

塗料自体の耐用年数は10年以上と言われていますが、振動の多い場所や油による汚れが激しくなる工場では、耐用年数がグッ縮まってしまうこともあります。

 

耐用年数に合わせてメンテナンスや補修を検討するのではなく、劣化の症状を見つけたら早急に補修を検討することがおすすめです。

 

塗床のメンテナンスのきっかけはどんな症状が多い?

毎日繰りかえし往来をしている床には、たとえ作業員の方であっても異変に気が付きにくいものです。

いつの間にか深刻なひび割れが入っていたり、塗膜の剥がれが見つかったりと、劣化症状が進行しているケースもあります。

 

では、塗床の施工後には一体どんなタイミングでメンテナンスを希望する方が多いのでしょうか。

メンテナンスの決め手には主に3つの症状が挙げられます。

 

まず1つ目は「凹凸」です。

工場機器の振動など、激しい環境で頑張っている塗床は、いつの間にか塗装がめくれてしまい凹凸の症状に発展している場合があります。

 

凹凸の状態は塗床の下地部分がむき出しになっているため、劣化が進行していると言えるでしょう。

 

この症状が進行するとコンクリート部分に窪みが進行し、作業者が転んでしまったり、代車などが引っかかったりし、横転してしまう可能性があります。

 

こうした症状を見つけたら速やかにメンテナンスを実施しましょう。

 

次に2つ目のポイントは「ひび割れ」です。

塗床部分にひび割れが進行している場合、塗料が耐用年数を迎えている可能性があります。

 

ひび割れを放置しておくと拡大していく上、水や油などが下地に浸透してしまう可能性があります。

早めにメンテナンスをし、補修を検討しましょう。

 

最後に3つ目は「用途変更」です。

工場などの施設によっては現在の使用用途から別の目的へと変更することも多いでしょう。

 

例として、倉庫から飲食物の製造に使用目的を変更する場合は、飲食物製造に合った清潔感のある塗床に変更をすることがおすすめです。補修を行い新たなと塗りの工程を行うベストなタイミングです。

 

いかがでしょうか、補修のタイミングに悩んだら、上記3つのポイントを使って判断してみてください。

 

塗床の補修の施工とはどんな工事を行うの?

新規で塗床工事を行うのではなく、既存の塗床工事を見直す場合には一体どんな工事が実施されているのでしょうか。

塗床の再塗装にあたっては、既存の塗床の上から新たに塗装を行うのではありません。

 

既存の床がすでに凹凸上になっていることが多く、そのまま塗装を行っても美しい仕上がりにならないためです。

補修を行う際にはただ塗るのではなく、強度を補強する意味でも下地から再塗装を行うことになります。

 

コンクリートの凹凸やひび割れなど、現在のダメージについても確認を行い、慎重に再塗装の工事を行っていきます。

塗装の補修は小さな傷や傷み程度なら隙間を埋める作業のみを実施します。

 

しかし、綺麗な状態の塗床に再度仕上げる場合には、塗装を剥がし、丁寧に下地処理をやり直すところから始まります。

研磨専用の機会を使って丁寧に下地を行い、プライマーを塗ります。

 

その後塗装の仕上げの工程を行えば完了です。塗床は建物の寿命を延ばす効果もあります。

ひび割れなどのダメージに気付いたら早めに補修をご依頼くださいね。

 

エポキシ樹脂とはどんなもの?

塗床工事の中ではよく、「エポキシ樹脂」という素材を耳にすることがあります。

この素材は塗床工事に頻繁に使われる塗料の1つです。

 

この塗料はシームレスな質感で仕上がりも美しく、価格も安定しているので多くの工場などに導入されています。

耐摩耗性に優れているため工場機器にも耐性があり、衝撃や薬品にも耐えられる床材として知られています。

 

エポキシ樹脂は塗床工事の見積もりの段階から説明を受けることも多いので、この項でしっかりご理解くださいね。

工場の塗床は美観を整えるだけではなく、機能性を追究する必要があります。

 

振動に耐え、食料加工に使用する高熱の油や製品加工に使う薬品にも耐える必要があります。

エポキシ樹脂は塗料に求められる用途についてバランスよく網羅しており、広く使用できる塗料としてポピュラーな存在です。

 

また、嬉しいポイントがまだあります。エポキシ樹脂は汎用性に優れているだけではなく、塗装の完了までも早いのです。

乾きやすくすぐに工場などの営業を再開することができます。

 

補修工事の場合は特に早期の営業再開を目指したい方が多いのではないでしょうか。

このように選ぶ塗料によって工場運営にも大きな影響があります。

 

補修をご検討の際には工場などの稼働をお休みする日程や、機器の搬出の有無なども確認し、スムーズな塗装工事を目指しましょう。

また、エポキシ樹脂に限らず塗料の種類や価格については要望を伝えることで、さまざまなアイディアの提案を受けることもできます。

 

補修を行うなら、利便性が高く美しい塗床を目指しましょう。

 

まとめ

この記事では塗床の補修工事に関して詳しく解説を行いました。

塗床の耐用年数は塗料の耐用年数だけに縛られるものではありません。

 

使用用途によっては早期に劣化が進行するケースもあります。

補修をせずに放置しておくと、コンクリートにもダメージが進行してしまうおそれがあるため、早期に補修を行うことがおすすめです。