新着情報

塗床に使われる塗料とはどのようなもの?素敵な床に仕上げるヒントとは


 

工場や倉庫など大型の施設に施工されている塗床は、見た目に美しく、コンクリートを保護することができます。

では、塗床に使われている塗料とは一体どのようなものでしょうか。

 

今回の記事では、素敵な床に仕上げるヒントにも触れながら塗料の特性や種類について詳しく解説します。

ぜひご一読ください。

 

なぜ塗床工事は実施されているの?

食品加工場や薬品工場など、色んな工場施設の床には「塗床」と呼ばれる塗装工事が実施されています。

ツヤがある美しい床は撥水性にも優れており、床に油や食品が飛んでしまったとしてもすぐに掃除で除去できることも魅力です。

 

しかし、コンクリートの施工後に上乗せをするように塗装工事を行うことは、コストがかかることも意味します。

では、なぜ工場などの施設では塗床工事が実施されているのでしょうか。

 

主なメリットには以下の3つが挙げられます。

 

1.コンクリートのひび割れを防止する

コンクリートは非常に頑丈な素材であり、施工後は硬い石を敷き詰めたような強度を確保することができます。

日本の一般的な住宅には木材が多く使用されていますが、工場やマンション、学校や病院ではコンクリートによる施工が行われています。

 

圧縮強度に優れており、多くの人が行き交っても床にトラブルが起きにくいためです。

しかし、優れた素材であるコンクリートにも弱点はあります。

 

それは「引き裂き」と呼ばれる強度です。

 

コンクリートは上から圧力をかけられたときの強度には優れているのですが、横から引き裂くようにしてかかる圧力には弱い、という側面があります。

 

つまり、コンクリートはひび割れを起こしやすいのですね。

 

駐車場など打ちっぱなしのコンクリートの床には、細かいひび割れが走っています。ひび割れが入ってしまうと強度が落ちてしまうほか、水やホコリが侵入してしまうとダメージにつながります。

 

コンクリートのひび割れは鉄筋によって強度を高めているものの、衝撃が多い工場の床は塗装を行うことでさらに強度を高めることがおすすめです。

 

2.摩耗を防ぐ

コンクリートの強度は抜群ですが、弱点はひび割れ以外にもあります。

それは「摩耗」です。

 

工場の床などは台車や作業者が往来することが多く、毎日床と車輪の間で摩耗が起きます。

人の往来が多い場所も摩耗しやすいでしょう。

 

コンクリートは摩耗に弱く、凹凸が発生したりコンクリートが欠けてしまったりと強度に影響があります。

フォークリフトの作業が繰り返される工場では、塗床工事を実施しておかないとすぐに床にダメージが進んでしまうのです。

 

そこで、摩耗に強い塗料を使って塗床工事が実施されています。摩耗を防ぐことにより、床全体の寿命を延ばす効果があるのです。

 

3.掃除がしやすい

塗床はグリーンやグレーの美しい塗装が行われていることが多いですが、見た目にも艶やかで美しい仕上がりになります。

 

コンクリートの状態では油や水などの汚れをそのまま吸い込んでしまいますが、塗床はコーティングの役割を果たすため汚れが沁み込んでしまう恐れがありません。

 

撥水・防水の効果もあり、油汚れにも強いため掃除がしやすく、衛生管理が行き届いた工場に仕上げることができます。

また、掃除のあとも管理がしやすいため滑りにくく、作業者のケガを防ぐ効果もあります。

 

塗床に使われる塗料とは一体どのようなもの?塗料の種類を解説

塗床工事に使われている塗料とは、一体どのようなものなのでしょうか。

ここからは代表的な塗料の種類をピックアップしながら塗料の種類について詳しく解説します。

 

代表的な塗料はエポキシ樹脂

塗床工事に使われる塗料の中でも、代表的なものといえば「エポキシ樹脂」と呼ばれるものです。

工場内はもちろんのこと、受付やオフィスのロビーなどにも塗装されていることがあります。

 

扱いやすく価格が安価な塗料のため、汎用性が高いことが人気の理由です。

エポキシ樹脂の特徴には耐熱性が挙げられます。

 

常用状態としては150度以上の熱にも耐えられるため、食品加工工場にも応用されている塗料です。

元々は熱硬化性のプラスチックを主体としているもので、薄い塗装から厚みのある塗装まで可能です。

 

光沢を持った仕上がりとなり、薬品にも強いという特徴があります。

一方で、その他の塗料と比べると硬化までには時間を要するため、作業時間がかかります。

 

現在稼働中の向上の再塗装でエポキシ樹脂を選択する場合には注意が必要です。

 

人気のウレタン樹脂

ウレタン樹脂の塗料も人気があります。

ウレタン樹脂を使った塗料はエポキシ樹脂よりも強度が高く、費用はやや高めになるものの、重量にも非常に強い塗料です。

 

ひび割れが起こりにくい塗料のため振動の多い工場でも多く活用されています。

工場はもちろんのこと、美しい仕上がりからホールなどの場所でも塗装が行われています。

 

ただし、効果には細やかな室温管理が求められます。

下地処理も入念に行う必要がある塗料です。

 

アクリル系塗料

塗料の中では高品質・高価格帯に該当するアクリル系塗料は、硬化スピードが速く、利便性が良いため愛用されることが多い塗料です。

エポキシ樹脂と比べると強度が非常に優れており、約5倍の強さと言われています。

 

水にも強く撥水性もあるため、機械を多く扱う工場や食品加工工場などで施工されています。

ただ、鋭利なものが落下すると、すぐに凹みが生じる塗料です。

 

塗料によって価格は異なるため、見積もりがおすすめ

塗床工事は一般のご家庭の内装とは異なり、広範囲に渡る塗装と必要とします。

特に大型の工場内では工場設備の内容に合わせて床に施工する塗料を入念に選ぶ必要もあるでしょう。

 

カラーを使い分けることも、工場の利便性を上げる作用があります。

 

塗料は使われている樹脂やカラーによって、価格帯が大きく異なるため費用が気になる場合には見積もりを取得し、十分に検討されることがおすすめです。

 

例として、アクリル系の塗料とエポキシ樹脂(薄膜)とでは塗料価格に約2倍近い差があります。

しかし、塗料は安いだけが正解ではありません。

 

しっかりと工場の用途に合った施工を実施しましょう。

 

まとめ

今回の記事では塗床工事に使われる塗料について、細かく解説を行いました。

塗料によって価格帯には相当の開きがあるため、新築・再塗装時にはまず見積もりを取得することがおすすめです。

 

塗料の持つ特性は樹脂によって大きく異なっているので、慎重に検討するようにしましょう。

 

茨城市の塗床・防水工事・塗装は「株式会社AIM」にお任せ ください。


会社名:株式会社AIM

住所:〒359-0025 埼玉県所沢市上安松555-1 205

TEL:04-2006-6960

営業時間:8:00~19:00 定休日:不定休(原則日曜)

対応エリア:茨城市

業務内容:塗床・防水工事・塗装

pagetop