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塗床工事における材料にはどんなものがある?建材を詳しく解説


 

工場などの下地を手厚く保護し、美しい仕上がりへと進化させる塗床工事ですが、
どんな材料が使われているのかご存じでしょうか。

 

多くの方にとって塗床は完成した状態で目にする機会が多く、仕上げの過程見る機会は少ないでしょう。
そこで、この記事では塗床工事の材料に注目します。ぜひご一読ください。

 

塗床工事の概要とは

コンクリートの床を塗料でコーティングする工事を「塗床工事」と言います。
主に工場などを中心に工事が実施されていますが、病院などの廊下や学校施設にも応用されており、私たちの生活に身近な存在です。

 

しかし、コンクリートの舗装は優れており耐久性も高いにも関わらず、
どうしてさらに上から塗料を塗りつけるような施工をするのでしょうか。
その理由は主に3つ挙げられます。

 

1.コンクリートの劣化を塗料で防ぐ

コンクリートは建築物でも多く使われている通り、非常に優れた耐久性を誇る素材です。
しかし、その反面膨張しやすく、気候や室温によっては縮小もしてしまうのでひびが入りやすいというデメリットもあります。

 

そこで、コンクリートの上から湿気などの外気から守り、
膨張と縮小の際に発生しやすいひび割れを防ぐために塗装がおすすめです。

 

2.美観を整える効果

コンクリートの単調な景観は工場作業の際に足元が分からなくなり、事故につながる可能性があります。
また、グレーの色合いのコンクリートは照明設備次第では大変暗い印象になってしまい美観が整っているとは言い難いでしょう。

 

そこで、塗床で特徴的な色へと変化させることで、床材の景観を一新し、足元の印象を変えることがおすすめです。
実際に多くの商業施設ではコンクリートの床に綺麗な塗料による塗床工事が実施されています。

 

3.クリーンルームなど特殊な室内も作ることができる

コンクリートの下地の上から美しい塗床へと変更する際には、
劣化したコンクリートの粉塵が舞い上がる、ひび割れに異物が入り込んでしまうというトラブルを防ぐことができます。

 

床にこぼれた薬品や油も簡単に拭き取ることができるので、
工場や病院、化学工場など特殊なクリーンルームを作ることが可能です。
また清掃のしやすさも向上します。

 

クリーンルームの塗料には有機系の塗料が材料として好まれており、塗装の目的によって材料が変わります。

 

以上の3つのような特徴が、塗床工事が必要な理由として挙げられます。
この他にも、耐久性・耐熱性の向上なども塗床工事のメリットとして知られています。

 

塗床工事に必要な材料をリストアップしてみよう!

塗床工事に必要な材料、と言えば塗料がマストですが、実際にはどのような材料が駆使されているのでしょうか。
この項では主な工程を基に材料について詳しく解説します。

 

1.塗床工事の下地とは

塗床を作る前には下地を作る工程が必要です。冒頭にも触れましたが、塗床工事の基本はコンクリートの下地のため、
コンクリートを使って丁寧に下地を作ります。

 

既存の下地がある場合には下地処理(ひび割れや浮きなどの補修)を行いながら丁寧に下地を再度作り上げます。

 

2.プライマー

下地の処理後はプライマーと呼ばれる材料を使って床材との接着力を高めていきます。
プライマーには色んな種類があり、現在の下地の状況に合わせて種類を選びます。

 

特に現在既存の工場に対してプライマーの材料を選ぶ場合には、塗膜の弾力性によってプライマー選びも大きく異なります。
工場によって下地は全く異なっているので、施工の前段階からプライマー選びのためにも念入りな現地調査を行うことが必須です。

 

3.下塗り

プライマーの工程が終わると、次に進むべくは下塗りです。
下塗りは通常の塗装などと同様にコテやパテを使って丁寧に塗り上げていく必要があります。

 

補修したい面積が広大な場合にはコテは使えず、電動の機械によって下地処理を行います。
均一な仕上がりが必須なため、範囲や補修内容によって塗る材料も適切に選ぶ必要があります。

 

滑らない加工が必要な場合は下塗りの段階で防骨を混ぜ込んでいきます。

 

4.上塗り(複数回行われることが多い)

下塗り後は上塗りの処理を行います。
下塗りと上塗りは使う塗料が異なっているので注意が必要です。

 

外壁塗装のように同じ塗料を複数回塗るというよりは、必要な層を形成するために塗料は別のものを使う、というイメージでしょう。
また、塗床剤に使うための塗料は塗料によって上塗りや下塗りの回数が異なります。

 

同じ品質のものであってもメーカーによって工程数は異なるので、毎回きちんと確認の上で塗装を実施する必要があります。
推奨される塗装方法も塗料によって異なるので、必要に応じてローラーなどの材料も用意しておきます。

 

工程数を減らして塗料のコストを下げたい場合には、1回塗りでOKの塗料も登場しています。
施工場所によっては使えないですが、コストと合わせた塗料選びもおすすめです。

 

美観の向上、耐熱性のアップなどを求める場合には基本的に複数回の上塗りが実施されています。
工場のように耐久性が重視される場所への施工は、下塗り1回、上塗り複数回による仕上げが基本です。

 

塗床工事に使用される塗料にはどんな特徴がある?

塗床工事はメリットがあるからこそ、コストをかけてでも塗りの工程が導入されています。
では、実際に現場で使われている塗床の塗料にはどんな特徴があるのでしょうか。

 

塗床工事におけるもっとも重要な材料と言える塗料は、下記2つの種類に分けることが可能です。

 

無機系塗料とは

塗料の中には「無機系塗料」と呼ばれるものがあります。
これはプライマーの工程を必要としない塗料で、コンクリートの打設後にすぐに塗料の散布を行っています。

 

耐久性に優れており、人気のある塗料です。
工法としては散布を行う方法と、塗り付けを行う方法があります。
耐摩耗性が高い無機系塗料の場合は基本的に塗り付けによる工法が導入されています。

 

塗り付けの場合にはプライマーの工程が必要です。
無機系塗料は耐火性に優れ、紫外線にも強く耐候性があるという特徴があります。

 

有機系塗料とは

塗床には有機系塗料も導入されています。
有機系塗料の使用には基本的にプライマーが必要であり、塗り付ける方法で仕上げを行います。
耐火性は無機系に比べると見劣りしますが、防水性に優れているという特徴があります。

 

まとめ

この記事では塗床に使われる材料にスポットを当てていきました。

 

現場で使われる材料にはいろんなものがありますが、最終目的は美しい仕上げです。
塗床は安全な作業のためにも欠かせない工事ですので、
新築・改修の機会にはじっくりと塗料も選択しながら完成を目指しましょう。

 

茨城市の塗床・防水工事・塗装は「株式会社AIM」にお任せ ください。


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